沖縄発の格安ステーキ店「やっぱりステーキ」が新型コロナウイルス禍でも新規出店を重ね、県内外で50店舗となった。 4、5月の既存店売り上げは前年比で半分以下に落ち込んだが、コストを抑えた運営や地域に根差した展開で強みを発揮。 手ごろな価格で良質な肉を味わえる魅力は、テークアウトや通信販売でも人気で、売り上げ減に一定の歯止めを掛けている。17日は東京初進出で51店舗目となる吉祥寺店がオープン。知名度をさらに上げ、既存店の底上げを図る。 やっぱりステーキは2015年2月、那覇市松山に1号店を開店。1食千円の格安ステーキの先駆けとして、地元客や観光客の人気を集めてきた。 グレードの高い肉を使った良質のサービスを支えているのが、券売機やセルフサービス、家賃の安い物件など、人件費や初期投資コストを抑制する独自の店舗運営システム。 コロナ禍でも負担を抑えることができ、商業施設内の一部店舗で臨時休業があったが、店舗の閉店は食い止めた。 17年にはフランチャイズ(FC制)を導入し、大分市に県外1号店を出店。今年は2月以降、愛知、静岡、三重、福岡に計5店舗を出店し、50店舗を達成したが、出店エリアは地方の出店も多い。 店舗を運営するディーズプランニングの義元大蔵代表は「牛丼の吉野家のような、地元に根差した店を目指してやってきた。観光需要は依然として厳しいが、地元客は戻りが早い」と地域密着の強みを語る。 経営戦略上、数よりも「沖縄独特の食文化を、県外でも身近に感じてもらいたい」との考えを優先する。19日には沖縄ちゃんぽんと沖縄そばを提供する新業態「やっぱりちゃん」を「イーアス沖縄豊崎」に出店し、将来的に全国展開も見据えている。(政経部・島袋晋作) https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/585786
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